抹茶スイーツを鎌倉で。お抹茶の濃さも自慢の店。

抹茶スイーツを鎌倉で。お抹茶の濃さも自慢の店。

January 2025 Seasonal up date : 2

深い緑とほろ苦い香りが織りなす抹茶スイーツは、今やブームを超えた定番に。
鎌倉では、その歴史と自然に溶け込む和の趣を活かした個性的な抹茶スイーツが楽しめます。
古都の風情を感じる甘味処で味わう抹茶白玉や、
人気のカフェで提供される濃厚な抹茶のケーキ。
さらには散策中に手軽に楽しめる抹茶ソフトクリームまで、
どれも心を満たす贅沢な一品ばかりです。
観光名所の合間に立ち寄りたい隠れた名店や、ゆったり過ごせる穴場のカフェなど、
鎌倉の抹茶スイーツの魅力を存分に楽しめる、選りすぐりのおすすめ店とその逸品をご紹介。
どの抹茶スイーツも、あなたの心と舌を魅了すること間違いありません!

納言志るこ店
「抹茶あんみつ」と「宇治金時(かき氷)」

冬場はここのお汁粉を必ず食べる、というあんこ好きの方にも、そうでない方にもお勧めする甘味処「納言しるこ」。あんこが美味しいので全てが美味しい。お汁粉にはお餅をおかわりできる裏技あり。
こちらの抹茶あんみつは、抹茶の甘い汁に寒天が入ってあんこがたっぷり乗った一皿。
元々は「まかない」で食べていたものだそう。
そして、5月から提供される宇治抹茶のかき氷。値段も700円ほどで良心的です。

上・抹茶あんみつ。下・宇治抹茶かき氷。
引き戸を開けると予想したよりおそらく広い空間。そしてほぼ満席、というのが休日の図。

神奈川県鎌倉市小町1丁目5−10
0467-22-3105
鎌倉駅から小町通りを入ってすぐ。

RURU KAMAKURAの「抹茶とほうじ茶テリーヌ」と濃厚な「抹茶ラテ」

鎌倉小町通りから横に入った、2階建ての商業ビルの一室。日本庭園をイメージした「濡山水」テーブルがシンボルのモダンなカフェで味わえるのは抹茶とほうじ茶のテリーヌ。
丁寧にサーブしてくれる抹茶ラテもいただくと抹茶のフルコンボを味わえます。

最近日本で抹茶に並び人気なのはほうじ茶のフレーバー。お抹茶にはない香ばしいフレーバー。ほろ苦いほうじ茶のラテもお勧めです。

日本伝統の水辺を表現した石の庭「枯山水」から発想を得た「濡山水」。テーブルで水を使ったプレゼンテーションが楽しい。

神奈川県鎌倉市雪ノ下1丁目6−28
ランプ雪ノ下 2A
0467-39-6396
商業ビルの2階。タイルの床を目印に階段を登って振り返ると店が見える。

茶房 雲母(きらら)の「宇治抹茶白玉あんみつ」

鎌倉駅から銭洗弁天へ向かう途中にある「茶房 雲母」は、常に行列ができる人気の甘味処。
注文を受けてから作るほんのり温かい大きなしらたま餅をのせたあんみつが絶品です。

こちらでぜひお勧めなのが抹茶シロップをかけていただく宇治抹茶白玉あんみつ。

ボリューム満点の一皿ですが途中の箸休めにと添えられた漬物と昆布茶が絶妙なバランスで美味しく完食できるでしょう。

白玉はゴルフボールくらいあるのでびっくり。
坂道の途中にあり、はためく「あんみつ」のサインが目印。

神奈川県鎌倉市御成町16−7
0467-24-9741
英語でサービスしてもらえるので海外からのお客様も多い店です。

ラ・ブティック・ドゥ・ユキノシタ・カマクラの抹茶のガトー

筆者が最も好きな鎌倉の洋菓子店ですが、ここの抹茶フレーバーのケーキ類をぜひ召し上がってみてください。
抹茶と生クリームの合わせ方が軽く、口溶けよく香り高いケーキです。運良く出会えたら、ですが抹茶マカロンも絶品。
スポイトでソースを注入していただく「盆栽」もあったらぜひ。常時置いていないケーキやマカロンは「パティスリー・ユキノシタ」で扱っているもの。
常時食べられるのは、抹茶のレイヤーケーキ。濃厚な美味しさにうっとりしてしまいます。

抹茶の口当たりのいいクリームも、ふわふわした抹茶のスポンジも飾りの小ぶりのマカロンも絶品の「盆栽」。
イートインスペースは暖簾のかかった落ち着いた雰囲気です。

若宮大路のシックな外観の店舗。
神奈川県鎌倉市小町2丁目12−25
0467-53-9692

もみじ茶屋の「抹茶のティラミス」

小町通りにもあるもみじ茶屋。今回は駅近の御成通りをご紹介。小町通りのある鎌倉駅東口と逆の出口には、御成通り〜由比ヶ浜通りと続く、ローカル度が高い商店街。ここ数年人気店が集中しています。
御成通りはいつもゆったりとして、席も並ばず入れる店舗がほとんどなのも魅力。

散策のスタートに位置する駅前に広い間口のもみじ茶屋があります。

こちらでは軽食もありますが、升に入った抹茶のティラミスを食べたい。濃厚な和スイーツが堪能できます。

抹茶ティラミスの他、ほうじ茶ティラミスもお勧めです。どちらも甲乙つけ難い美味しさ。
ガラスケースにサンプルもあって外国の方にも親切。

神奈川県鎌倉市御成町10−2 メゾン鎌倉 1F
 0467-60-4316

カフェ利用もできるので待ち合わせや打ち合わせにも使えます。

点心庵の「苔パフェ」

「鎌倉に、少しだけ触れて頂く 」をコンセプトにした禅室のある店では、鎌倉の窯で作られた北大路魯山人の窯を継ぐ、北鎌倉 其中窯の茶碗でお抹茶もいただけます。

こちらで絶対に食べたいのは本場の「けんちん汁」ですが、「苔パフェ」もお勧め。たっぷりのお抹茶の粉がかかったスイーツは、庭にある風景をそのまま切り取った見た目。

けんちん汁とおにぎりのお食事の後、禅室で坐禅を組みしばし瞑想。そしてスイーツとお抹茶を堪能、と鎌倉らしさを体験できます。

前衛的な見た目の苔パフェ。店のどこがこのプレートに表現されているのかぜひ探してみて。
店の奥に自由に出入りできる禅室がある。

神奈川県鎌倉市山ノ内7
 0467-55-9350

鎌倉茶々の「濃さを選べるジェラート」と「抹茶ソフトクリーム」

地元の人も、観光客も皆大好きな茶々のジェラート。今日は濃いのが食べたいな、という時はここの一番濃い抹茶含有量の抹茶の粉がたっぷりかかったジェラートをいただきます。

ジェラートもソフトクリームも甘さ控えめで
抹茶を堪能できる大人の味。

静岡産の良質な茶葉で作られた抹茶をたっぷりと使用した冷たいデザート。もはや夏だけのスイーツではない定番中の定番です。



この濃い緑が抹茶好きとしては目にも嬉しい。
抹茶の濃さで値段が変わる。540~740円。

神奈川県鎌倉市御成町12−1

0467-24-8820

八十八鎌倉の「抹茶のラテ」

最高の品質を誇る宇治抹茶を使って作る抹茶スイーツスタンドは京都嵐山が本店。
元バリスタのオーナーが自ら選んだ抹茶で作られる抹茶ラテは至福の1杯です。

抹茶のドリンクを提供してくれるスタッフの技術も専門的にたてられた抹茶は香り高くミルクに全く負けずに調和します。

日本で最高の品質を誇るお抹茶を飲みたい方は
八十八鎌倉で贅沢な1杯をどうぞ。

1杯ごとにお茶を練ってから湯を継ぎ足して丁寧に淹れてくれます。
ラテアートも嬉しい。飲んでいると濃い抹茶が絡んできて変化も楽しめます。
冷たいドリンクやムースなど、ビジュアル的に参ってしまう品々も。

神奈川県鎌倉市御成町11−37
0467-53-7335

近年世界的にブームになっている抹茶を使ったスイーツ。
2025年は抹茶が品薄になってしまって、ケーキ店から抹茶のケーキが一時的に消えてしまっている現象も。そりゃあそうですよね。こんなに華やかで魅力的な深い味わいのフレーバーは
もはやチョコレートやイチゴくらいしかないのでは。
あとは品質の高いお抹茶をうまく生産してもらって供給量が増え、お値段が少し低くなるといいなと思う昨今です。
他に葉山・逗子のお抹茶デザートもご紹介している「鎌倉〜葉山、暑さを乗り切るひんやり抹茶デザート〜かき氷など」やお抹茶を最高のロケーションで楽しめる「美しい寺・庭園で抹茶を。竹林・枯山水・紅葉・名建築を堪能」の記事も併せてどうぞ。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

ブックデザイナー。東京から湘南エリアに住まいを移して20年以上。 家族と犬で海のそばで暮らす毎日。 趣味:洋雑誌のビジュアルを見る、仕事をしながらのスイーツ 美しいと思うもの:猫の瞳孔、犬の濡れた鼻、夕暮れのビーチ



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