鎌倉・逗子の秋、和菓子で彩る店めぐり

October 2023 Seasonal up date : 1
秋の風が心地よく吹き抜け、鎌倉と逗子の街は少し静かにまたローカルな雰囲気になります。
この季節は、和菓子屋さん巡りに最適。
最初は全国選りすぐりの和菓子店で展開している、
御朱印ならぬ「御菓印」加盟店の豊島屋スタート。
和栗を使った秋の和菓子や、日本の暦や行事に沿った季節菓子。
とびきりの美味しい和菓子とともに、素敵な秋のひとときを楽しみましょう。
豊島屋、そして御菓印、秋の銘菓
鎌倉

御菓印(ごかいん)は全国銘産菓子工業協同組合に加盟する全国の和菓子店が本店のみで取り扱う、言うなれば和菓子屋の御朱印。この冊子を片手に和菓子屋さん巡りをする旅を今年からしようと思います。
まずは鳩サブレで有名な鎌倉の名店、豊島屋から。

「鎌倉薪能」は、10月の初めに鎌倉宮で行われる伝統的な能の催しです。
豊島屋の「薪の舞」は、この鎌倉薪能にちなんだ風流なお菓子で、
味わいがしっかり楽しめるごぼうの砂糖漬けと炎の色付けがされた煎餅のセットになっています。
鎌倉薪能の雰囲気や季節感を味わうための贅沢。日持ちも1ヶ月あってお土産に最適です。
他にも「紅葉狩り」など銘菓ぞろいの豊島屋、忘れず立ち寄ってください。

かのこ豆で小川の小石を表現。

神奈川県鎌倉市小町2-11-19 電話0467-25-0810 休業日 水曜不定休(祝日は営業) 営業時間9時~19時
「こよみ」の和栗の生菓子
逗子

開店時間に合わせて列ができる人気の和菓子店「こよみ」。午前中には主力の品々が完全に売り切れてしまいます。どうしてもお目当てのものを手に入れたい場合は予約を。
どら焼きの皮を焼くふんわりとしたいい香りの店内で楽しめる夏のかき氷や豆かんなどの甘味のイートインも楽しみです。

神奈川県逗子市逗子1-7-4 清水屋ビル 1F 046-876-8226 10:00~18:00 定休日 火曜日・水曜日 営業時間・定休日は変更となる場合あり。 カード不可 電子マネー不可

もち米でもっとも美味しいとされる新潟県産コガネモチと雑穀米を合わせた米が特徴的なおはぎ専門店。2023年夏にオープンしたて。
この、お米が美味しい。
この合わせのもち米のみのパックも売られていてオススメです。
大きさも値段もちょうどよく、手土産にも自宅用にも最適。


神奈川県逗子市逗子3-1-26 070-9070-5693 定休日: 月曜日 営業時間:11:00~売り切れ次第閉店
「宗家 源吉兆庵」の陸乃宝珠

このぶどう一粒を求肥で包んだ「陸乃宝珠」。
季節によってアレキサンドリアやシャインマスカットを使った
その名の通り宝石のようなお菓子です。
一粒口に入れるとぶどうの香り高いジュースでいっぱいになるこの贅沢な銘菓は手土産にすることが多いのですが、
時々無性に食べたくなって数粒買って愉しみます。

神奈川県鎌倉市小町2-9-1 0467-23-2788 営業時間:10:00-18:00
「創作和菓子 手毬」の美しい生菓子

鎌倉の手毬の生菓子、見たことがありますか?
美味しさと美しさを兼ね備えた、
日本の伝統的な和菓子を華やかなカラーリングで表現した逸品です。
季節や機会に合わせて楽しむことができ、日本の風情と美意識を味わいたい方におすすめです。
季節ごとの味わいや色合いが
五感を喜ばせてくれる、芸術品のよう。

奥のハロウィンにちなんだ和菓子も可愛い。

神奈川県鎌倉市坂ノ下28-35 0467-33-4525 予約可 営業時間:11:00~15:00頃 定休日:月曜・火曜・木曜
鎌倉の秋の和菓子は、季節と文化の融合が魅力。見た目も美しく、味わいもより深い逸品揃い。
栗やシャインマスカットなどの秋の素材が楽しめて持ち帰ることができる秋の鎌倉です。
また、早めに紅葉の予定をチェックしたい方は昨年度の効用についての記事「鎌倉の紅葉2022-1/北鎌倉・季節限定公開の長寿寺とその周辺」や「鎌倉の紅葉2022-2/獅子舞の谷〜クリスマス気分のお菓子」をチェックしてみてください。