湘南に移住!辻堂〜鎌倉、逗子・葉山〜三浦のライフスタイル

September 2025 Seasonal up date
住みたい街ランキングに常に入ってくる葉山、逗子、鎌倉。
ドライブに来るたびに憧れの気持ちが強くなる湘南の134号線の道沿いから見える素敵な家。
週末サーファーはきっと「いつかは湘南に住む!」と心に誓っている人も多いと思います。
私もそんな想いで湘南にペット可の賃貸物件を借り、夫婦で東京から越してきました。
そして、レトリバーの子犬を迎え、海に近い暮らしをスタートさせて人生が一変したと感じます。
湘南暮らしに人生のコマを進めたいと考えている方に。
いつもはお店の情報をお届けしているブログですが、「住む」ということにフォーカスしての
情報を今回はお届けします。
Contents
JR茅ヶ崎〜藤沢の場合。
駅にも海にも15分以内、という場所は意外に少ない。
仕事を引退してこちらに移住することを考えているシニアの方には「駅」アクセスは関係ないかもしれませんが、おそらく現役世代の方の湘南暮らしの条件として「駅に歩いて行けて海にも近い」というところに住む必要性を感じているのではないでしょうか。
結論から言うと、通勤がある人の第一優先は、賃貸であれば駅に近いこと。海には自転車で行きやすい範囲であればいい。もしくは完全に駅まで毎回家族の車送迎が可能であれば海の目の前に住むこと。がおすすめです。(あくまで私の個人的な意見です。)
その理由として実体験をお伝えします。
以前は茅ヶ崎駅と海の中間地点のどちらにも徒歩17分の物件に住んでいました。魅力的な飲食店やスーパーがすぐ近くにあって、生活に便利な場所。
我が家は常に車移動だったので駅への距離は関係なかったのですが、「駅へ徒歩17分」というのは毎日通勤する人には辛い距離で、近所の人たちは駅まで家族の車送迎かタクシーを利用していました。
そして、結局通勤が辛くなって会社を辞める人が多かったです。
海へのアクセスはというと、自転車のキャリアに板をのせての移動。海までは10分もかからず、その辺りのサーフポイントはあちこちに広がっているので、波がない時は辻堂方面にそのまま移動して波探し。そう考えると海の目の前に住んでいない限り、藤沢あたりから茅ヶ崎のJR路線の場合、サーファーは自転車かバイクで海に行くことになります。ちなみに駅から海側は地形がフラットで移動が楽です。

茅ヶ崎、辻堂あたりは都内に比べると駅前でなければぐんと家賃は低い印象。
賃貸物件も多く、一人暮らしやカップルの世帯が多く友人作りもしやすく、住みやすいです。
海では地元サーファーが治安を守っていて
ルール違反があると何らかのアプローチがあり、敬意をもって付き合うと波を譲ってくれたりアドバイスをしてくれたりもします。
ただ、辻堂の一部地域はシニア層のヤ⚪︎ザらしき人が多く住んでいる情報があり、体感もあります。「気前のいい」ワイルドな方とのお付き合いは慎重に。


結構通っています。
湘南といえばこの辺りがイメージ。
江ノ電沿線、憧れの江ノ島〜稲村あたりの事情。
車で134号線を走っていると、胸にキュンとくる海岸線が続き、映画のワンシーンのような風景が広がるこのエリア。江ノ島電鉄の単線、通称「江ノ電」沿い。モノレールが通っている内陸のエリアもあります。
この辺りの海の前の物件は高額な上、あまり市場に出回ることなく売れてしまいます。
条件内で売られている物件は「もともと沼地で土壌が悪め」だったり「坂を登っての大きな分譲地の奥」だったりします。この辺りで物件を探したことがありますが、賃貸も売り物件もマッチするところは少なく、半年間ほどの家探しではご縁がありませんでした。
また、江ノ電はとても魅力的ですが、サラリーマンの家庭にとっては、頼りに出来ない路線です。
車両数が少なく、観光客が多すぎて並んでいた電車に乗れないことも少なくありません。家族送迎・タクシー利用が急に必要になることが度々あると思います。
日常的に買い物するスーパーマーケットなどは西鎌倉と七里ヶ浜の分譲地以外は
ほぼ車で出かけることが必要になると思います。
素晴らしい点は、傾斜地が多いので、海から遠くても「海見え物件」が多数あること。
通勤のない方や、よりディープな「湘南ライフ」を望まれる本気サーファーが住む地域だと思います。

鎌倉、逗子。湘南新宿ラインで都心まで乗り換えなし、1時間もあれば都心にアクセス。
住みたい街ランキング常連のこの2駅。「JR駅に近く海に近い街」になります。
住宅購入して長く住むのにふさわしい満足度の高い地域です。
都内へも通勤可能な範囲で、特に逗子駅は始発なので毎朝座って出社できるそう。
鎌倉から逗子にかけては、波が穏やかで風が強い地形。
マリンスポーツについては逗子から三浦半島側は「ウィンドサーフィン」や「ヨット」に主役が変わります。海は穏やかで美しい海岸が広がり、海産物も取れます。
最近は「SUP」に人気があり板を持っている家庭が多いです。
あと、犬を飼っている家もかなり多いと思います。
文化度も住民の民度も非常に高く、マナーが徹底していて、お行儀がいい街です。
公立の学校に通うお子さんも品が良すぎるくらいに感じたりすることも。
その分、高級住宅街特有の「スノッブさ」が存在します。
その中でも雲の上と感じるのが「3世代以上前からこの地に住んでいる家庭」と「披露山の分譲地住み」です。
鎌倉・逗子の一部区画は、100年ほど前に別荘を所有した富豪の子孫が土地を分割しながら今に受け継いで、女の子だったら幼稚園から清泉女学院、そして海外留学となり一般の人は出会わないのです。高貴なファミリーヒストリーの方が多いようですがその話をご近所マダムたちから聞くだけで、ほぼ知り合うことがありません。
「披露山の分譲地」とは、鎌倉と逗子の間にある小坪の高級分譲地のことです。日本を代表する企業のオーナーや芸能界のトップクラスの人たちが所有する家が並びます。
最低300坪からの広さから購入可能で、分譲地としての価値を低くしないためのルールが存在します。プールがある家も珍しくない街の雰囲気は「ビバリーヒルズ」。電車やバスにアクセスは悪い場所にありますが公共の交通機関は不要な層が住むエリアなのでそういったライフスタイルの方にはいいかと思います。



海の前の人気のあるマンション1LDK築27年で4280万円で売り出していました。(2025/9現在)
自由なライフスタイルを作ることのできる人のみ?
住みたい街No1の葉山から三浦半島へ
葉山から三浦半島に向かっての海沿いは「自分の住む周りで仕事を完結する」という覚悟がないと暮らせない地域だと思います。もしくは逗子駅あたりまで車で送迎してもらえるか、バス移動が苦にならない時間に余裕のある人。でも人気なのは、土地価格と文化度の高さかと思います。何せ御用邸があるほどですから。
自由で意識の高いファミリーがコミュニティーの中心となり、街を作っていく雰囲気があって文化的な嗜好が高い人、ヨガやピラティスをする人(偏見かも)が多いイメージです。
もちろん、バス通りの比較的便利な場所もありますが、本来であれば立地的に「別荘」「別邸」にちょうどいい場所。早期にリタイアした人が自分で家の周りの土地を畑にしたり、そのような暮らしがした人が住むのに向いていると思います。内陸に入ると傾斜地を含む広大な土地物件が購入できるので「開拓する」といった気質がある人には自分の夢を実現できる場所だとも思います。
そこからさらに秋谷、そして佐島などに向かっていくとそこはもう「THE 三浦半島」。漁業とクルーザーとヨット、そして広大な三浦野菜の畑。完全に地方のオーラを放ちます。
三崎には若い編集者が出版社を経営していたり、30〜40代の都会からの移住組が元気。「三浦半島移住コンシェルジュ」という支援もあります。ネットで仕事が完結するのであれば、セカンドライフとしての移住も。ただしカフェなどの新規の店舗経営はよほど練られた利益構造を持っているか趣味運営でない限り、難しいと思います。


大体の湘南の土地柄の紹介ですが、あくまで一個人の住民目線での意見です。
もし、実際に住まわれている方で「違うよ!」といったフィーリングがあるかもしれません。
より詳しく知りたい方は、実際にその地に赴いて、その土地の人に聞くのが一番だと思います。
自分の住んでいる土地が好きな人が多いので、「住みたい」「憧れている」という意思を告げると
大抵多くの情報をもらえると思います。
ご縁があればぜひ。湘南暮らしを始められることを願っています。